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2009年8月26日 (水)

■第65回上映会 『予言の夜』

 次回の上映作品は、山形国際ドキュメンタリー映画祭(YIDFF)2009のインターナショナル・コンペティションでの上映が決まった『稲妻の証言』のアマル=カンワル監督の2002年の作品です。アマル=カンワル監督の作品は山形映画祭アジア千波万波でこれまでに3回上映されて、常連ともいえる方です。今秋開催される山形映画祭の“予習”として、ぜひ御覧ください。多数の皆様の御来場を心よりお待ちしております。 
 
 
◆ 第65回上映会 『予言の夜』
 監督:アマル=カンワル
 〈インド/2002/英語・インドの多様な言語/カラー/ビデオ/77分〉
 
 ● 日時 / 会場
  [酒田]9月26日(土)19:00~ / 酒田市総合文化センター 401
  [鶴岡]9月27日(日)19:00~ / 鶴岡アートフォーラム 2階大会議室
 ● 当日料金
   一般 1000円 / シニア(60歳以上)700円
   ※学生(大学生以下)・会員無料
 ● 主催
   庄内ドキュメンタリー映画友の会
   特定非営利活動法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭
 ● 協力
   酒田親子劇場 / 平田映画サークルあるふぁ'85
 ● 問合せ
   0234-23-3249(酒田親子劇場)
 
 
【作品内容】
詩と歌に乗せられインドの痛みと旅をする。民衆詩人や抵抗歌の作者は声を上げ、下層カーストの踊り手たちは太鼓の響きに身を任せる。大都市ムンバイで陸橋の下に住む売春婦をうたう詩。不可触賎民の怒り。ビルマ国境に隣したナガランド独立運動で流された血と涙。兵隊が遍在するカシミールの夜の闇。インタビューやナレーションは一切使わず、はっとする日常の瞬間をつかまえる精霊の眼のような映像と、虐げられた者たちの詩を通して、人間の生きてきた時間の証言とする。
 
 
【監督のことば】
 この2、3年、私は仕事のため、インド各地に赴き、そこで見た光景に心を痛めた。詩を通じて時間の経過と向き合うことは可能だろうか、と考えた。詩であれば、対立する政治的立場を越えて通じ合うことができ、それぞれの歴史を解き放ち、現在を解明できるだろうか。

 異なった詩の語りがひとつに溶け合い、記号と意味が成す共通言語を我々は見いだせるかもしれない……。もしそんな心の中の融合が起きたら、予言の瞬間は訪れるだろうか。それぞれのテリトリーが、みなどこへ行こうとしているのか、我々はどこに属していて仲裁に入るとしたらそれはいつなのか、どこに入りこむべきか、それが突然わかる瞬間。

 この映画を作っていて楽しかったのは、探しながら、思いがけずに巡りあえた友情の瞬間。詩が扉を開け、私に糧を与え、次の詩人のもとへ連れて行ってくれたこと……学校の先生、会計士、吟遊詩人、荷あげ労働者、有名な叙事詩人、孤独な教授、若い僧侶……。個人的に私はこの作品から力をもらった。それが他の人にとっても同じであることを願っている。
 
 
【監督プロフィール】
 アマル=カンワル
 1964年生まれ。インディペンデントのドキュメンタリー映画作家として、この15年間インドのニューデリーを拠点に活動している。最近の作品のテーマは、エコロジー、政治、および哲学。それらのドキュメンタリー作品は数々の賞を受賞し、世界各地で上映されている。1999年には『外部の季節』がサンフランシスコ国際映画祭でゴールデン・ゲート賞を受賞、YIDFF '99「アジア千波万波」でも上映された。2001年にはカトマンズで開催された南アジア映画祭で『夢の王』が審査員賞を獲得、この作品もYIDFF 2001で上映された。『FREEDOM』は2002年にスロヴァキア共和国で開催された環境映画祭でグランプリを獲得。本作はドイツのドクメンタ11などでも上映された。
 

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