■第61回上映会 蔵王を撮った男・塚本閤治 / 8mm映画の魅力
次回の上映会は二部構成です。第1部は、山形国際ドキュメンタリー映画祭2007で好評を博した「蔵王を撮った男・塚本閤治」から、山形を舞台とした戦前の記録映画を2本上映します。第2部は「8mm映画の魅力」と題して、8mm映画の上映と監督のトークを予定しています。
1部、2部とも音声のないサイレント作品となります。 冬の夜の静かな上映会をお楽しみください。多数の皆様のご来場をお待ちしております。
● 日時 / 会場
[酒田] 1月17日(土)19:00~ / 酒田市総合文化センター 401
[鶴岡] 1月18日(日)19:00~ / 鶴岡アートフォーラム 2階大会議室
● 料 金 一般 1000円 / 学生(大学生以下)・シニア(60歳以上)500円
※会員無料
● 主 催 庄内ドキュメンタリー映画友の会
特定非営利活動法人 山形国際ドキュメンタリー映画祭
● 協 力 酒田親子劇場 / 平田映画サークルあるふぁ’85
● 問合せ 0234-23-3249(酒田親子劇場)
------------------------------------------------------------
◆ 第1部 「蔵王を撮った男・塚本閤治」から
『Mount Zao(蔵王山)』『雪稜に熊を狩る』
監督:塚本閤治 (提供:塚本宏、NHKアーカイブス)
【作品紹介】
『Mount Zao(蔵王山)』

山形県蔵王へスキー登山に訪れた一行は、悪天候に高湯温泉への逗留を余儀なくされながらも、やがて迎えた快晴に喜び、樹氷の生い茂る蔵王の雪山を滑走する。逆光に映し出されるスキーヤーと稜線のシルエット、見渡す限り続く樹氷の群れが美しい傑作。1936年に英国国際コンテスト風景実写部門1等賞を受賞、その他多くの賞を海外で受賞している。国内外に蔵王の樹氷を知らしめるきっかけとなった、記念すべき作品である。〈1935/サイレント/英語インタータイトル/モノクロ/ビデオ(原版:16mm)/12分〉
『雪稜に熊を狩る』

日本有数の豪雪地帯である山形県小国町には、マタギと呼ばれる猟師たちが暮らしている。彼らの熊狩りに同行し、撮影隊一行は雪深い飯豊連峰へと分け入っていく。カメラが撮らえた、マタギの興味深い風習、美しい飯豊の雪渓の数々、そして熊狩りのスリリングな瞬間。巧みな構成とユーモア溢れる演出で、山に生きる人々と人を生かしていく山々を撮らえた珠玉の作品。〈1936/サイレント/日本語インタータイトル/モノクロ/ビデオ(原版:16mm)/29分〉
【監督プロフィール】
塚本 閤治(つかもと こうじ)
1896年1月12日、東京生まれ。1920年東京美術学校(現・東京芸術大学)図案科を卒業、24年、当時ビルを貸していた伴野文三郎が輸入した日本初のパテベビー9.5ミリで山岳映画を撮り始める。フィルム事情は悪かったが、染色による彩色あるいは手回し蓄音機併用のトーキーと、その発表映写会は趣向に富んでいた。33年、16ミリに転向、遺作となった『カモシカ出現』('63)までに実に320本の山岳および自然科学映画を制作した。(中略) 終戦の45年12月にはいち早く上映会を復活。彼のしいたレールの上に多くの新進作家がデビューした。(中略)62年7月、長年にわたる映画活動と国際親善の功により紺綬褒章、同年11月には紫綬褒章が送られたが、前後して病を得、63年9月25日死去。大自然のスケールそのままの繊細にして壮大な映画人生であった(「日本映画監督全集」 キネマ旬報社刊より)
------------------------------------------------------------
◆ 第2部 「8mm映画の魅力」〜上映+監督トーク〜
「えくおとさず」シリーズ7作品『光の栖』『yacht dance』『電離層から』『蜉蝣鏡』『牧童の戴冠式』『かはたれの庭』『O氏の夢』
監督:黄木優寿 〈2002−2004/8mm/カラー/サイレント/3分*7作品〉
【作品紹介】

「えくおとさず」は、魔除けの呪術儀礼。1ロール=3分のフィルムに願いを込め、光を追い、影を見つめて3分の映画は完成する。音なし、撮影後の編集なし。俳句のように、陶芸のように、即興音楽のように映画をつくる。本作は、山形国際ドキュメンタリー映画祭2007「8mm映画の存続と未来」、ロッテルダム国際映画祭2008(オランダ)「Starting from Scratch」で上映。その後東京、福岡、札幌、大阪で巡回上映された。
【監督プロフィール】
黄木優寿(おおき まさはる)
1977年米沢市生まれ。東北芸術工科大学入学以降、映像製作を開始。学生時代に遊佐町のPR映像(『108人の笑顔』)等を製作。現在、山形国際ドキュメンタリー映画祭事務局スタッフ。アニメーション映像制作ワークショップも行っている。
※ 当日はゲストとして黄木監督をお招きします。デジタルビデオ全盛の今もなお、8mmフィルムで作品を創り続けるのはなぜか。8mm映画や映像全般について、その魅力を語っていただく予定です。
| 固定リンク

コメント